体験レポ・経験談

新潟で昼間から営業している居酒屋には東京の店にはない魅力が満ち溢れている

不肖・西口が東京・池袋の24時間営業居酒屋「大都会」に潜入

今回は宴会コンパニオンのお話をいったんお休みして、主に居酒屋の話題にスポットを当てたいと思います。先日、知り合いの社長さんからのお誘いで、キックボクシングの試合を観戦するため東京へ行ってきました。会場となった大田区総合体育館での試合開始が午後15時だったため、当日に新潟を出発したのでは少々慌ただしいのではないかと(都合よく)考え、前日に東京入りしてその晩は30年来の友人と3年ぶりに楽しいお酒を飲みました。酒宴がお開きとなった後は当然ながらビジネスホテルに1泊しましたが、翌日のチェックアウトが午前10時のため、試合開始まで5時間もあります。さて、どうやって時間を潰そうか? 思いをめぐらしていると、ほどなくしてある名案が浮かびました。その名案とは、不肖・西口が18歳の頃から遊び場所にしているJR池袋駅周辺の居酒屋で昼間からお酒を飲むというものでした。東京の居酒屋で24時間営業といえば磯丸水産チェーンが有名ですが、小生がかつて通っていた磯丸水産池袋西口店は1年以上前から昼間の営業をやっていません。時刻はまだ午前10時15分。東京・池袋というと都内屈指の大きな繁華街を擁しますが、実のところ午前中から営業している居酒屋はほぼ皆無なのです。とはいえ酒好きの西口がこのまますごすごと引き下がるわけがありません。実はほんの数カ月前、池袋駅西口近くに24時間営業の居酒屋を見つけたのです。そのお店の名前は「大都会」―。ビルの地下1階にお店を構えているのですが、階段をストトンと降りると、そこには誰もが目を疑う光景が広がっていたのでした。

一人黙々と飲む人たち。生ビールが2杯600円、オーダーはすべて食券で

「大都会」に入店したのは午前10時20分過ぎ。まだ朝早い時間帯です。にもかかわらず店内にはすでに20人以上の客が入っています。全体の半分くらいが1人で来ている客で、残りの半分くらいが2、3人で連れ立って来ている客でしょうか。カウンター席とテーブル席があるのですが、1人で来ている客は肩幅よりも少し広いくらいのカウンター席に座って黙々と酒を飲み、つまみを箸でつついています。店内の至る所にコロナ感染対策として他の客に話しかけることを禁止する貼り紙があるため、会話をしているのは2、3人で来ている客たちだけです。さて、メニューに目を移すと、おそらく初めて訪れる人はかなりの衝撃を受けることでしょう。アルコール類の値段がとにかく安いのです。一番高いお酒が生ビールで1杯380円。驚くべきことに一度に2杯オーダーすると600円、3杯オーダーすると800円となります。各種酎ハイ・サワーは1杯250円で、一度に2杯オーダーすると400円といった具合です。おつまみは、まぐろ、ほたて、サーモン、いかなどの各種刺身が410円、トマトサラダ(310円)、豚バラ生姜焼(410円)など、お酒に比べると激安とまではいえませんが、かなり安い部類といえるでしょう。これらのお酒やおつまみをオーダーするときには、すべて食券を購入しなければなりません。食券の自販機にメニュー表と同じ並びでお酒や料理のボタンがあるので、それをプッシュ。発行された食券を注文カウンターに置くのですが、ここで注意しなければならないことがあります。それぞれの席には番号が振られていて、テーブルに備え付けの赤色ボールペンで食券に席番号を記入しなければならないのです。そして食券を受け取った店員さんは、記入された席番号にお酒や料理を運ぶシステムとなっています。これに対してお客の側にも“仕事”があって、空いたジョッキやお皿でテーブルが混雑してきたら自ら返却口にそれらを運ぶのが暗黙のルールのようです。小生こと西口は1時間ほどお店に滞在して、その間、生ビール×2杯、レモンサワー×2杯、緑茶ハイ×2杯、豆腐サラダをいただき、お会計は締めて1,780円です。このお店は本当にオススメであります。読者の皆さんも東京に出掛けた際には是非どうぞ!

JR新潟駅周辺では午後1時から「たこちゃん」と「とりちゃん」が営業開始

さて、東京での朝飲み話をご紹介しましたが、新潟でも昼間からお酒を飲みたくなることがあるわけですよ。新潟市内にはさすがに24時間営業の居酒屋はありませんが、安兵衛本店や安兵衛古町店が午前11時30分開店の看板を掲げています。またJR新潟駅周辺では午後1時にたこ焼き専門店の「たこちゃん新潟駅前店」、焼き鳥専門店の「とりちゃん新潟駅前店」が営業開始。「たこちゃん新潟駅前店」と「とりちゃん新潟駅前店」はどちらも女性スタッフが中心となって切り盛りしているお店です。「とりちゃん新潟駅前店」は20代前半を中心とする若い女性スタッフが常時3~4人スタンバイ。同店では30分ごとの飲み放題制を採用しており、30分990円で好きな焼き鳥を3本選べて、ビールや酎ハイなどのドリンクを何杯でも飲むことができます。「とりちゃん新潟駅前店」にしても「たこちゃん新潟駅前店」にしても、お店に若い女性スタッフがいるとそれだけであたりの雰囲気が華やぎ、オジサンの心も自然と浮き立ちます。先述のとおり、新潟県内全域を見渡しても24時間営業の居酒屋はないようですが、その分、JR新潟駅前周辺には午後の早い時間帯から楽しく飲めるお店があります。1人で来店して黙々と飲んで食べる東京・池袋の「大都会」のようなお店もいいですが、それとはまた一味も二味も違った魅力が「たこちゃん新潟駅前店」や「とりちゃん新潟駅前店」のような華やいだお店にはあるといえますよね。

「レトロ広場わいわい」が午前中からカラオケ喫茶としての営業をスタート

一方、東京の話に戻りますが、東京で昼間から女性スタッフがいる飲食店といえば、朝キャバや昼キャバくらいしかありません。文字どおり朝から営業しているキャバクラ、昼から営業しているキャバクラのことです。先述の池袋界隈にも朝キャバや昼キャバが10店舗ほどあるといわれています。これに対してJR新潟駅前近くにも昼キャバが1軒営業しているようですが、最近、不肖・西口はとっておきの情報を入手しました。従来から営業しているJR新潟駅前の「レトロ広場わいわい」が通常営業に加えて、午前中からカラオケ喫茶としての営業をスタートするというのです。通常営業では20代の女性スタッフが中心となってお店を切り盛りしているのに対し、午前中から営業するカラオケ喫茶では30代~50代のマダムたちがスタンバイしているとあって、とりわけシニア層にとっては日々の生活に潤いを与えてくれる憩いの場となりそうです。もちろんお客さんが望めばお酒も提供してくれるといいます。マダムがお迎えしてくれるこうしたコンセプトのお店は、東京広しといえどもおそらく皆無ではないでしょうか。すでにかなり大きな話題になっていて、地元の月刊誌「財界にいがた」でも大々的に記事で取り上げられています。ご参考までに掲載記事を貼り付けておきました。前出の「たこちゃん新潟駅前店」や「とりちゃん新潟駅前店」も含めて、新潟の昼飲み酒場は東京に負けないくらい活気に満ち溢れているといっても過言ではありません。アナタも是非、新潟駅周辺のお店に足を伸ばしてみてくださいね。

作成者: 西口コージ

新潟県出身の風俗ライター。 学生時代から池袋の小路にあるような、しょっぱい店や垢抜けない街が好き。ピンサロ、ヘルス、ソープ、のぞき部屋、ストリップ劇場などもひととおり通い続けた、歴戦の強者と自負。古くから変わらない宴会コンパニオン業界もやはり好き。

コメントを残す