目次
コロナ禍明けと円安を背景に大都市は人でごった返す
コロナ禍の収束を背景に人の動きが活発化しています。それに加えて円安により外国人観光客が急増。3月の訪日客は単月で初めて300万人を突破したそうです。小生こと不肖・西口はつい最近、取材のために大阪へ出張したのですが、JR大阪駅構内の人の混みようといったら半端ではありませんでした。人の密度でいえばJR東京駅構内よりも上回っているに違いありません。そんな具合ですから、大阪駅で帰りの新幹線の切符を買うのにも一苦労どころか、二苦労、三苦労しましたよ。なにせ自動券売機やみどりの窓口に長蛇の列が出来ているのですから。昭和生まれの小生は自動券売機での切符購入が覚束ないことから、みどりの窓口で切符を買い求めるしかないわけで、やむなく50人以上の先客がいるみどりの窓口の列の最後尾に並びましたよ(苦笑)。巨大ターミナルの大阪駅とあって窓口は7つや8つはあったと思いますが、とはいえ利用者1人当たりの応対時間が3~4分くらいかかることから、なかなか前へ進みません。結局、順番が回ってきたのは列に並び始めてから50分後のことでした。こうした時間のロスがアダとなり、その日は上越新幹線の最終列車に間に合わないことが確定。ところが皮肉なことに新大阪駅に降り立つと、改札内の自動券売機はガラガラ状態です。これなら大阪駅から交通系ICカードのSuica(スイカ)を使って新大阪駅に行って、そこで新幹線の切符を買えば上越新幹線の最終列車に間に合ったのではないかと悔みましたが、後の祭りです。仕方がないのでその晩はアシスタントの男性と一緒に東京で一泊することにしたのですが、東海道新幹線に乗車中、ホテル予約サイト「じゃらん」でいろいろ検索しても、どこのホテルもシングルとツインともに利用できるプランがないのです。東京駅に到着後、とりあえず池袋に出て居酒屋でお疲れ会を兼ねて乾杯しましたが、店を出てからビジネスホテルを何軒か回ってもすべて満室でした。それで男二人でその晩、どこに泊まったと思いますか?
ラブホテルは男同士の利用がNGって知ってましたか?
男二人で泊まった場所とは何を隠そう、ラブホテルなのであります。そのラブホテルはフロントで料金を前払いするシステムでしたが、私たち男二人が訪れるや否や男性従業員が間髪入れずに「2部屋ですね」というではありませんか。それを聞いて小生は恥ずかしさに負けずに「1部屋でいいんですけど…」と呟いたところ、 男性従業員は「男性二人のご利用はお断りしています」というのです。性的指向の多様性が尊重されている昨今、「男性同士のカップルお断り」は時代の流れに逆行しているのではないか?とも思いましたが、言われるがままに私たちは別々の部屋に泊まりました。男二人が“一夜”をともにすることはなかったということです。新潟に帰ってきてから知り合いのラブホテル経営者にこの話をしたところ、以下のような答えが返ってきました。
「うちのラブホテルも男性同士のご利用をお断りしています。理由は男性同士が一室をご利用になられると、退室後の清掃が大変になるからです。一般的に男性同士のお客さんは男女のカップルに比べて、お部屋を汚す傾向があります。とはいえ、これは男性にかぎったことではなく、女性同士のお客さんもお部屋をかなり汚しますね。要は男女ともに異性がいないと、マナーが悪くなるようです」(新潟市のラブホテル経営者)
付け加えますと、そのラブホテルは宿泊料金が7,000円とリーズナブルだったのですが、なんとトイレにドアが付いていませんでした。つまり男女のカップルが部屋を利用する場合、トイレで用を足す音が丸聞こえな上に、臭いもベッドのある部屋に流れてくることになります。いってみれば部屋の片隅で用を足しているようなものですよね(苦笑)。いずれにしても貴重な経験をさせてもらいました。
「食べる・くつろぐ・遊ぶ」を満喫できる「うみてらす名立」
さて、なぜ大阪や東京へ行った際のお話をしたかというと、読者の皆さんに目下の人の動きが尋常ではないことをお伝えしたかったからにほかなりません。JR大阪駅のみどりの窓口もそうでしたが、JR池袋駅のみどりの窓口も順番待ちの人でごった返していました。コロナ禍ないし、それ以前のように、気楽に旅行に出掛けるということがなかなか難しいのが最近の実情です。これから夏休みの旅行計画を立てる人も多いと思いますが、交通手段にしても宿泊施設にしても早めに予約するに越したことはありません。また東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどは混雑にさらに拍車がかかりますから、夏休み時期にこうした超人気スポットに出掛けるのはあえて避けて、自然に恵まれたリゾート地などを選択するのが賢明といえるのではないでしょうか? そこで今回の当ブログでは、新潟県民の方々が比較的気軽に出掛けることのできる穴場的スポットを2つご紹介したいと思います。最初にご紹介するのはお子さんをお持ちのファミリーに是非ともお勧めしたいスポット、上越市のうみてらす名立です。うみてらす名立は「海の上の食彩リゾート」とも称される道の駅で、施設内にホテルがある点が最大の特色となっています。うみてらす名立の魅力はなんといっても新鮮かつ豪華な海鮮料理で、しかもリーズナブルな値段で購入きるところが人気の秘密です。ホテル光鱗のディナーでは、鮮魚市場で宿泊客が自ら選んだ魚介をお造りや焼き魚にしてもらえる鮮魚会席が大人気で、日中に屋内外のプールで思い切り遊んでお腹をすかせた後の新鮮な海鮮料理に舌鼓を打つこと間違いなしです。また人工温泉「名立の湯ゆらら」は、草津や湯布院など全国の有名温泉の成分を忠実に再現した全国温泉湯めぐり風呂で、1週間ごとのサイクルで計20種類の温泉に変わっていきます。さらに展望露天風呂からは夕日で茜色に染まる日本海を眺望することができるので、是非とも必見です。
上越市名立区名立大町4280-1
☎025-531-6300
1日3組限定の洗練されたおもてなし「魚沼の隠れ温泉 くつろぎ庵」
一方、当ブログは「宴会コンパニオン漫遊記」の看板を掲げているわけですが、前出のうみてらす名立はどちらかというとファミリー向けの施設のため、宴会コンパニオンを呼ぶには不向きといわざるを得ません。そこでご紹介するのが魚沼市の魚沼の隠れ温泉 くつろぎ庵です。ここならば宴会コンパニオンを遠慮なく呼ぶことができます。六日町温泉の一角にある源泉掛け流しの温泉宿で、なんといっても1日3組限定というのが利用者にとって最大の魅力です。館内には時間制の貸切露天風呂を完備。なんと露天風呂での飲食が可能なことから、湯船に浸かりながらビールで喉を潤すことができます。これは贅沢極まりありません。基本的な宿泊プランは用意されていますが、「くつろぎ庵」ではそれぞれの宿泊客に合った最適なオーダーメイドプランをコンシェル(提案)する点も特色です。具体的にはただ単に宿泊するだけでなく、バーベキュー(BBQ)や釣り、登山などを希望するゲストにはBBQセットや釣り道具、登山道具を貸し出すなどしています。料金は1日3組限定のスタンダードプランが1泊2食・26,400円(税込 ※金・土および祝前日は33,000円)。また団体様に最適な一棟貸切プランは16名程度での利用がベストとのことで、料金は1泊2食・220,000円(税込 ※金・土および祝前日は330,000円)から承っているといいます。お料理は地元で採れた山菜をはじめ、旬の川魚、ジビエなどの豪華版で、ご飯はふっくら炊きたての魚沼産コシヒカリ。無料送迎サービスもありますので、親族の集まりに利用するのにも最適です。湯沢町ないし、その近辺の南魚沼は新潟県内随一のリゾート地であり、根強い人気があるのはいうまでもありません。また上越新幹線を利用することによって東京方面からのアクセスも抜群で、首都圏からも観光客が続々と訪れています。この夏、友人や知人との久しぶりの再会を期して、魚沼の隠れ温泉 くつろぎ庵で宴会コンパを企画してみませんか?
南魚沼市小栗山字北沖158番地2
☎025-772-8111