ナイト系ゴシップ

JR新潟駅前から完全に姿を消したピンサロの舞台ウラ事情

月刊誌「財界にいがた」の記者が風俗業界の事情について取材か!?

新潟県内で発売されている月刊誌「財界にいがた」が久方ぶりに風俗業界の事情について取材を進めているとの情報をキャッチしました。「財界にいがた」などというと、いかにもお堅いイメージの雑誌を想像しがちですが、実際には政治経済ネタはもちろん、キャバクラやクラブなどのナイトスポット情報やグルメ関連などの話題も織り交ぜた娯楽雑誌といってもいいような内容となっています。事実、この雑誌は書店やコンビニで普通に売られているので、新潟県民の間では地元紙「新潟日報」と同じように身近な感覚で読まれているようです。とはいえ冒頭に記したように、「財界にいがた」が風俗業界の事情について取材をするのは実に久しぶりのことです。かつてはJR新潟駅周辺の複数のピンクサロンを一気に紹介する「新潟風俗総まくり」と題した特集記事を掲載したり、県内のデリヘル事情なども詳しく紹介したりしていた同誌ですが、ここ20年ほどはこの種のお色気記事をとんと見なくなりました。編集方針が変わったのか、あるいは風俗記事を担当する記者がいなくなったのか、事情は分かりませんが、雑誌の真ん中に綴じられたイエローページに掲載されていたエッチな記事は完全に鳴りを潜めた印象です。しかしながら不肖・西口が情報をキャッチしたとおり、「財界にいがた」が風俗業界の事情を取材しているのだとしたら、いったいどんな記事を書こうというのでしょうか? 当ブログは「新潟宴会コンパニオン漫遊記」の看板を掲げていますが、小生こと不肖・西口コージの本業は風俗ライターだけに、「財界にいがた」に特ダネを掲載されて出し抜かれるわけにはいかないのであります。

ピンサロはキャバクラやクラブと同じ接待を伴う飲食店として営業している

不肖・西口が信頼できる事情通氏に当たったところ、「財界にいがた」はどうやらJR新潟駅前界隈の繁華街を重点的に取材していることが判明しました。だとすれば取材ターゲットは? ほどなくして小生はピンときました。JR新潟駅前界隈の繁華街といえば、居酒屋やキャバクラ、クラブ、カラオケスナックなどが立ち並ぶ新潟を代表するナイトスポットですが、同エリアはかつて約10軒のピンクサロンが営業していることでも知られていました。ピンクサロンは俗に「ピンサロ」と呼ばれ、女性スタッフが男性客に対して性的サービスを提供する店のことです。とはいえ法律上、ピンサロは風俗店とはみなされてはいません。このあたりについて風俗業界の事情に詳しい関係筋が説明します。

「ピンサロはキャバクラやクラブなどと同様に、接待飲食営業店の営業許可のもとで営業している飲食店です。実際のところ男性客にウイスキーの水割りやお茶を提供しますし、別料金を払ってビールを注文できる店もあります。とはいえ、これは“飲食店”であることのアリバイづくりで、実態は性的サービスをウリにしている店なのです」(飲食店関係者)

これに対してソープランドなど実店舗を持つ風俗店は性風俗関連特殊営業に分類され、個室を設けて客に対して性的サービスを提供しています。現在はなくなりましたが、かつてJR新潟駅前にあったファッションヘルスも性風俗関連特殊営業の営業許可を得ていました。これに対してピンサロは性的サービスを提供するにもかかわらず、風適法上は風俗店ではないという微妙な立ち位置にいるわけです。そしてJR新潟駅前界隈では、このピンサロがここへ来て1軒もなくなったというのです。前出の関係筋が続けます。

「これも時代の流れなのでしょうね。JR新潟駅前界隈では、かつて約10店舗のピンサロが営業していましたが、近年は2店舗にまで激減していました。そしてここへ来て、その2店舗が相次いで閉店したのです。2店舗の店名は『一寸ぼうし』と『かぐや姫』で、同系列の店でした。実のところ『財界にいがた』の記者も私のところに取材に来ましたよ。記者いわく“『一寸法ぼうし』と『かぐや姫』が閉店しましたが、何かウラ事情を知りませんか?”と」(同)

最後まで営業していた「一寸ぼうし」と「かぐや姫」が相次いで閉店したことにより、JR新潟駅前界隈にはピンサロが1軒もなくなったことになります。この関係筋は「財界にいがたの記者は“JR新潟駅前のピンサロが全滅”といった見出しで記事を書きたいようですね」と小生に話してくれました。老舗の小料理屋や割烹が閉店するとなれば、地元紙「新潟日報」も記事にするわけですが、新潟駅前からピンサロが消えてなくなったというネタは新聞やテレビでは絶対に扱えません。この種の怪しいネタを喜んで記事にするのは「財界にいがた」か、不肖・西口が執筆している当ブログくらいなものですよ(笑)。

完全前金制で料金は1万円、本番行為はもちろんナシ

ピンサロを訪れたことのない人たちのために、風俗業界の事情に詳しい前出の関係筋に店内のつくりを説明してもらいました。

「ピンサロはキャバクラやクラブと同様に飲食店として営業しているため、店内には複数のボックスが設けられており、それぞれに仕切りはありません。店内の照明はかなり暗めですが、それぞれのボックスには仕切りがないことから、男性客同士がお互いの姿を視認できるようになっています。その薄暗い店内で、女性スタッフは男性客に対して性的サービスを提供するのです。性的サービスというと本番行為を想像する方もいるかもしれませんが、最後まで営業していた2店舗は女性スタッフにそのような非合法な性的サービスをさせてはいませんでした。料金は完全前払い制で、お値段は2店舗ともに1万円でした」(飲食店関係者)

この関係筋によると、過去を遡ればJR新潟駅前界隈にも非合法な本番行為をウリにするピンサロが1軒だけあったといいます。しかし警察に何度も摘発された末に、今から10年以上前に潰れたそうです。

新潟ナイトナビはデリヘルのほかソープランド全店の情報を網羅

かつてJR新潟駅界隈に約10店舗あったピンサロが、ついに1軒もなくなった―。前出の関係筋によると、新潟県内で現在も営業しているピンサロは新潟市秋葉区のJR新津駅近くにある1軒だけだといいます。JR新潟駅前界隈からピンサロが消滅した要因はいったい何なのでしょうか? 風俗業界に詳しい前出の関係筋が話します。

「大きな転機となったのは、2009年の新潟国体開催を前にした県警によるピンサロ一斉摘発でした。県警がJR新潟駅前の繁華街で大掛かりな浄化作戦を展開した結果、ピンサロ約10軒が一斉摘発されました。これで新潟駅前のピンク業界は一気に勢力を削がれたのです。さらに1990年代後半に登場したデリバリーヘルス(デリヘル)の台頭もピンサロの経営を圧迫しました。ホテルや自宅に女の子をデリバリー(配達)するデリヘルは男性客にとって自由度が高くて使い勝手がいい。ピンサロやソープランドのように、わざわざ店舗まで足を運ばなくて済みますからね。さらにいえば、ピンサロは女性スタッフが30歳、40歳以上がザラで年齢層が高いのに対し、デリヘルは若い女の子ばかりを揃えた店舗もあるので、そちらが趣味の男性は自然とデリヘルに流れていきます。低料金で手軽にヌキたい男性客はピンサロに行くでしょうが、若くて可愛い女の子と遊びたいという男性客はやはりデリヘルを利用するわけです」(飲食店関係者)

不肖・西口がニュースソースとして活用しているナイト&風俗情報サイト「新潟ナイトナビ」では、新潟県内のデリヘルはもちろん、新潟市にあるソープランド全9店舗の情報を網羅しています。ピンサロは風前の灯火となった感が否めませんが、デリヘルやソープランドは元気いっぱいに営業していますので、是非とも同サイトを参考にして足を運んでみてください。

作成者: 西口コージ

新潟県出身の風俗ライター。 学生時代から池袋の小路にあるような、しょっぱい店や垢抜けない街が好き。ピンサロ、ヘルス、ソープ、のぞき部屋、ストリップ劇場などもひととおり通い続けた、歴戦の強者と自負。古くから変わらない宴会コンパニオン業界もやはり好き。

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