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デートコンパで使うお店は二人きりの空間が確保できなければNG
前回の当ブログでは、宴会コンパでそこそこ親しくなった女性をデートコンパに誘う際のデートコースをいくつかご紹介しました。デートコンパは文字どおり、男性客とコンパニオンの女性が1対1で会うサービスのことで近年、大人気を呼んでいます。具体的なデートコースはランチや公園のお散歩、サッカーやバスケットなどのスポーツ観戦、ショッピング、あるいは自宅でティータイムを一緒に楽しむなど、女性やコンパニオンクラブがNGとしていないものであれば基本的には自由です。女性はやはりグルメに目がありませんから、前回のブログでは車で少し足を伸ばして美味しいランチをいただき、その後は周辺を散策するオーソドックスなデートコースをご提案しました。不肖・西口の知人で40代のサラリーマン氏は「とても参考になりました」との感想を寄せてくれましたが、30代の知人男性からはこれとは対照的な意見をいただきましたので以下、ご紹介しておきましょう。
「西口さん、ブログを読ませてもらいましたが、僕はシラフだと緊張してしまって女性とまともに会話ができないんですよ(汗)。仲間同士が何人か集まってコンパニオンを呼んで一緒にお酒を飲む宴会コンパではすぐに緊張が和らぐのですが、それほど親しくない女性と1対1でドライブデートなんて絶対に無理ですよ、お恥ずかしながら…(苦笑)。だから僕は女性と1対1で会うデートコンパのときも飲み屋さんがいいんです。とはいえ、男同士でいつも行く居酒屋はデートには不向きだと思うので、どこか良いお店があったら紹介してください」(30代の知人男性)
30代の知人男性は小生のような50代半ばのオジサンから見れば若者ですが、最近の若い男性はシャイなタイプがたくさんいるようですね。いずれにしてもお気に入りのコンパニオンをデートコンパに誘う際、ガヤガヤと騒がしい大衆居酒屋ではせっかくのデートも台無しになってしまいます。できれば個室のある店がいいわけですが、人気店にかぎって個室がないことのほうが多いようです。そこで今回のブログでは、デートコンパに活用するのに最適な美味しいお店をご紹介したいと思います。もちろん通常のデートでも彼女やパートナーが喜ぶこと間違いなしなので、是非とも参考にしてみてください。
ビブグルマンにも輝いた職人の確かな技が光る「ひのと」
1軒目にご紹介するのは新潟市古町通9番町の「ひのと」です。このお店は「ミシュランガイド新潟2020」でビブグルマンを獲得しています。店構えは小料理屋といった趣です。小生もたまにお邪魔するのですが、寡黙な男性店主がいつもいい仕事をしてくれます。料理は新鮮なお刺身やお椀、焼き物など何を食べても美味しい上に、お酒は山形の銘酒「十四代」を置いているなど、なかなかのこだわりようです。お店を切り盛りしているのは男店主だけで、ほかに従業員はいません。いわゆるワンオペというやつですね。にもかかわらず料理のバリエーションが多彩で、店主が手際良く料理づくりからお酒の提供まで流れるようにこなしています。お席はカウンターのみの9席で、完全予約制です。カップルで訪れるにも最適なお店といえるでしょう。ただし店主は先ほども記しましたが、口数が少なく自分から話しかけるような人ではないので、お世辞にも愛想があるとはいえません。ただしワンオペではありますが、非常に手際が良いので忙しそうにしていても遠慮せずにオーダーしてください。料理であろうと、お酒であろうと完璧な形で提供してくれます。このあたりも高く評価されてのビブグルマンなのでしょうね。
新潟市中央区古町通9番町1468
☎025-226-5022
営業時間:17:00~24:00(※完全予約制)
定休日:月曜
寿司職人一筋の店主が旬を提供する「魚と肴 きじの屋」
2軒目にご紹介するのは新潟市中央区東万代町1丁目の「魚と肴 きじの屋」。JR新潟駅万代口から徒歩5分ほどのところにあります。小生の行きつけのお店ですが、いつお邪魔してもほぼ満席状態のため予約を心掛けてください。店の種別でいうと寿司割烹といったところでしょうか。寿司職人一筋の男性店主が佐渡産をはじめとする新鮮かつ旬の魚を使って刺身、寿司、焼き物、煮物、天ぷらなどに仕上げます。メニューが豊富でお酒の品数も多いため、いつも目移りしてしまうほどです。初めて訪れる人は料理とお酒がセットになった2時間飲み放題の6,000円コースでも十分に満足できると思います。このお値段で付け出し、茶碗蒸し、お造り、鰹ステーキ、蓮根饅頭、焼き魚、天ぷら、握り3貫など全8品(※ある日のメニュー)が味わえて、2時間飲み放題とあってコストパフォーマンスは抜群です。いつもほぼ満席状態と記しましたが、二人連れでも広々とした6人掛けのテーブル席に案内されることが多いため、ゆったりとくつろぐことができます。このほかカウンターに座れば寿司店独特の雰囲気が味わえますし、どうしても個室がいいという人は1日1組限定の完全個室を用意しているので予約時に問い合わせるといいでしょう。
新潟市中央区東万代町1丁目-5
☎025-250-1278
営業時間:17:00~23:00
定休日:日曜
会津産直送の新鮮な馬刺しを豪快に味わう「呑み処 喰い処 黒」
お気に入りのコンパニオンをデートコンパに誘うときに「今度、一緒に飲みに行かない?」と正攻法でいくのもいいですが、「オレ、馬刺しが大好物なんだよね~」と好きな食べ物の話題を持ち出して、彼女が「私も馬刺し、大好き!」といって食いついてきたら、迷わず「オレ、馬刺しがめちゃくちゃ旨い店を知ってるよ」と畳みかけましょう。3軒目にご紹介するお店は新潟市中央区東堀通9番町の「呑み処 喰い処 黒」。会津産の新鮮な馬刺しを食べさせてくれるお店です。なぜ店名が「黒」かというと、男性店主のお名前が黒澤深さんだからです。店内は入口からつながる急階段を上がった2階にあって、部屋中が骨董品や民芸品で埋め尽くされているので、初めて訪れる人は圧倒されることでしょう。キセルをはじめ、槍、尺八、徳利、盃、お茶碗などが所狭しと飾られているのです。お席はカウンターとテーブル×2で、着席してビールで喉を潤していると、ほどなくしてお蕎麦が供されます。店主が大の蕎麦好きというのが理由らしいのですが、来るべき馬刺しが提供される前にまずはお蕎麦で少し腹ごしらえをするという寸法です。そしてメインの馬刺しの盛り合わせが登場とあいなりますが、これがどれも肉厚に切られていてボリューム感が凄いことこの上ありません。レバー、フタエゴ、ハツ、燻製、ベーコン、タテガミ、ロースの7種が一皿に豪快に盛られている光景はインスタ映え間違いなし。フタエゴはバラ肉の中でも一番外側にある希少な部位で、掲載した写真は3~4人前の馬刺しの盛り合わせ(約7,000円)です。このほか桜肉の串焼きはこれまた大きく切ったハツとフタエゴを一度に味わえる人気メニューとなっています。同店の馬刺しが新鮮なのには理由があって、店主の黒澤さんが肉屋を通さずに畜産会社から直接仕入れていることから、レバーも含めてどの部位も冷凍していない生肉なのだといいます。黒澤さんは「今日注文すると明日発送してくれますが、宅配業者には配達してもらうのではなく、自分で営業所まで取りに行きます。それをやることによって、通常よりも2時間早く手に入れることができますから」と話すこだわりようです。
新潟市中央区東堀通9番町1400-4
☎025-229-9039
営業時間/17:00~翌3:00
定休日/日曜・祝日
以上、選りすぐりの3店舗をご紹介しましたが、デートコンパで彼女と行けばアナタの株が急上昇すること間違いなしです!